あることから、あの世から出禁をくらっており、あの世に還ることを目指し幽霊が持つ「灯」をカンテラに集めている怪しい“自称仙人”モグラ<百暗桃弓木>。 彼と出会うと妙なものが見えるようになるらしい——。 「鬼灯の冷徹」の江口夏実が、「人」と「霊」が交わる“この世”の不可思議を怪しくおかしく描き出す。
自らを「仙人」と名乗る怪人物。怪しい路地にひっそりと佇む銭湯「もぐら湯」で、世間から隠れるように暮らす。あの世から出禁をくらっており、あの世に還るときの道標として、幽霊が持つ「灯」をカンテラに集めている。