椎乃味醂
2003年生まれ。音楽家、アーティスト、ボカロP。2019年にニコニコ動画からデビュー。エレクトロニカをベースにジャンルを横断し、スペキュラティブな音楽映像作品の構築を試みる。初音ミク公式、Ado、花譜をはじめ、TVアニメやゲームといったメジャーシーンでのワークスも多数手掛ける。クリエイターのみならず、エンジニア、学術関係者など様々な属性の人々を集め、ネットシーンから学際的な制作を検証する取り組み「StudioGnu(スタジオグヌー)」を主宰。大阪で開催された「Study:大阪関西国際芸術祭vol.3(アートローグ・日本芸術文化振興会・文化庁主催)」に音楽を用いたインタラクティブアート(メディアアート)を出展するなど、その活動の幅はインターネットに留まらない。
椎乃味醂
ぼくは、世のアニメーション作品を比較的たくさん嗜んでいる方だと思っているのですが、先生の前作「鬼灯の冷徹」は中でもお気に入りの作品で、今回新作「出禁のモグラ」のエンディングテーマをお任せいただけることが夢のようです。本作は設定から進行まで本当に死ぬほど面白いのですが、単なるコメディの枠に留まらない、人生を営んでいく上で重要な視点を多く感じ取れるのも魅力だと思っています。作品の持つ独特な世界観に相応しい楽曲とはなんだろうと考えつつ、散りばめられた哲学をぼくなりに解釈し、「喧騒」という楽曲を書き下ろさせて頂きました。今回ご一緒したAile The Shotaさんは、素晴らしいグルーヴとバイタリティをお持ちの方で、楽曲を世界観に合わせてパッケージングしていく上で、非常に良いタッグになったと思います。この楽曲が、「出禁のモグラ」を多くの人に届ける一助となれば幸いです。よろしくどうぞ。
椎乃味醂
Aile The Shota
出禁のモグラで描かれる浮世から離れた世界の中で、椎乃味醂さんが繊細に紡いだ言葉と音を歌えたことを嬉しく光栄に思います。
作品と現実世界を繋ぐ共通項、「曖昧との向き合い方」。
共に制作していく中で、Aile The Shotaが歌う意味を探求し、表現しました。
作品と共に楽曲が広く愛されることを、心から楽しみにしています。
Aile The Shota